input type=”email” 使い方

<input type="email">…… メールアドレスの入力欄を作成する

<input>タグのtype属性でtype="email"を指定すると、メールアドレス入力欄が作成されます。name属性は入力欄に名前を付ける属性ですが、<form>でデータが送信される際、name属性で指定した名前と、入力された値が一組になって送信されます。

size属性とmaxlength属性はそれぞれ、メールアドレス入力欄の表示サイズと、入力できる最大文字数を指定します。type="email"をサポートしている一般的なブラウザでは、入力された値にアットマーク( @ )を含む妥当なメールアドレスでは無い場合にバリデーションが働くようです。ただし、HTML5の仕様では、ユーザーエージェントは妥当なメールアドレス以外も入力可能にすることもできるとされており、実際にどのような動作となるかは、ユーザーの利用するユーザーエージェント次第と言えるでしょう。type="email"を指定しておけば、必ずユーザーに正確なメールアドレスを記入してもらえるというわけではないので、使用の際には注意してください。

ユーザーは空文字を入力することができます。入力必須にする場合には、required属性を併用してください。

multiple属性を指定すると、ユーザーが複数のメールアドレスを選択・入力できるようにすることができます。この場合、送信される値は半角カンマ( , )区切りのリストとなります。

value属性を指定する場合には、その値には妥当なメールアドレス(もし、multiple属性を指定している場合には、半角カンマ( , )区切りの妥当なメールアドレスのリスト)を指定する必要があります。

■type=”email”の場合に指定可能な属性

type=”email”
メールアドレスの入力欄を作成する
name属性
フォーム部品に名前をつける
value属性
送信される値を指定する(type=”email”の場合には、妥当な絶対URLを指定する必要がある)
size属性
表示文字数を指定(1以上の正の整数)
maxlength属性
入力できる最大文字数を指定する
autocomplete属性
入力候補を提示して入力内容を自動補完する(on・off・default)(初期値はdefault)
multiple属性
複数の値を入力・選択できるようにする
pattern属性
正規表現で入力値のパターンを指定する
placeholder属性
入力欄に初期表示する内容を指定する
readonly属性
ユーザーによるテキスト編集を不可にして読み取り専用にする(readonly)
required属性
入力必須にする

■HTML5での使用例

[html]
<form action="cgi-bin/abc.cgi" method="post">
<p><label>メールアドレス:<input type="email" name="email" size="30" maxlength="40"></label></p>
<p><input type="submit" value="送信する"></p>
</form>
[/html]

参考:http://www.htmq.com/html5/input_type_email.shtml

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